インプラント治療は、欠損歯(歯の無いところ)に人工の根を埋め、機能を回復する治療法ですが、最近では、審美性や欠損部位、骨の状態により最適なインプラントを選択する時代に入ってきています。

インプラント治療は、個人々のお口の状態にもよりますが、現在の歯科治療のなかで長期間に渡って安定した咀嚼力を維持することが出来ます。入れ歯の様に取り外す必要がありませんし、ブリッジの様に歯を削る必要もありません。
良好に機能しているインプラントは、適度な骨への刺激があり、骨の吸収防止(重篤な歯周病や喫煙、放射線治療、糖尿病、その他全身的疾患がある場合などは除きます)にも役立ちます。非常に良い治療法だと思います。
しかし、自分の歯に勝るものはありません。
一番大切なことは、ご自分の歯を大事にすることです。
インプラント治療は、成功率の高い歯牙再生療法の一つとして、世界中で施行されている非常に良い治療法と言えます。しかし、インプラント治療は外科手術を伴いますので、手術後の腫れや痛み、神経麻痺そしてインプラントが骨と結合しない場合など様々な問題が起きる事も理解して置く必要があります。そして、後の管理方法やお口の状況変化にも影響します。
例えば、お口の清掃状態が不良の方、歯周病の方(歯茎がブヨブヨしている方)、顎の骨が極端に少ない方(ガタガタ動く入れ歯を、長く使われている方)、タバコを吸われる方、歯軋りや食いしばりをされる方などは、インプラント治療においてリスクが高いと言えます。
通常インプラントは、本来なら何十年と使うことが可能です。しかし、お口の状況、環境、全身状態の変化などにより骨から抜けてしまう場合もあります。
インプラントを骨に埋め込む1次手術は、清潔さを重視しますので周辺材料や使用器具類などは、全て滅菌された物を使用し、インプラント手術専用の部屋で出来る限り無菌的に行いますが100%成功とはいきません。標準的な骨の状態でのインプラント生存率は、ほぼ上の顎の場合で約95%位、下の顎の場合で約98%位と言えます。
歯を失った所に、もう一度歯を作る方法として、
などが考えられます。
今後、予防歯科が進むにつれご自分の歯を失うことが少なくなります。それが良いことです。
インプラント治療も活躍の場が少なくなるでしょう。それで、良いのです。
健康な歯を多く残すことが、これからの歯科医院の仕事ですから。
あってはいけませんが、不慮の事故や先天的に歯の数が少ない方などの治療法としてのインプラント治療です。
最大の利点は、健康な歯を削ることなく治療が行えます。
また、矯正治療の補助的な装置としても活躍しています。
その時ぐらいが、インプラントの出番でしょうか。
当医院では、1990年からBrånemark Implantを導入し、2007年までに最初に治療を受けられた方で17年が経過しました。
お口の環境の変化にも影響しますが、現在95%のかぶせ物が機能しています。長期経過は良いと思います。
また約10年程前からAstra Implantを導入。こちらは、現在約99%のかぶせ物が機能しています。
歯周病がコントロールされていれば、長期経過は非常に良いのではないでしょうか。
オッセオインテグレーション(骨組織や軟組織と長期にわたり炎症あるいはインプラントに拒否反応が見られない)タイプのインプラントの臨床応用は、1965年に無歯顎(歯のまったく無い人)の適応から始まった。その後40年以上、世界各国で常に高い信頼性と成功率を収めてきました。
Brånemark Implantに引き続き、インプラント体の表面処理が異なるインプラントの発売にともない、1998年から顎骨のいろいろな条件により対応可能なAstra Implantの治療も始めることになりました。インプラントの埋入にあたり、抜歯直後や骨の不足している方などへの応用も可能で、適応例など比較的広範囲に使用しています。
比較的歴史のあるインプラントです。お口の環境が良好で、骨の量が十分ある方で奥歯や歯を抜いて直ぐに仮歯を作製する時などの症例に使用しています。
Brånemark Implantブローネマルクインプラント(スウェーデン)は、世界的に基礎研究や臨床成績など非常に信頼性の高いインプラントシステムとして1988年頃日本に本格的に導入されました。

お口の状態を診査させて頂きます。 (歯周病、くいしばり、歯ぎしりなどのある方は注意が必要です)
レントゲン撮影をします。 (骨の状態を観察する為です)
全身的な病気があるようでしたら、お聞かせください。
(重度な糖尿病、脳血管障害、心臓疾患、血液疾患などのある方は、外科的な処置が困難な為、インプラント治療ができない場合があります。)
お口の模型を作製して、参考にさせて頂くこともあります。
審査したデータを基に、見積をさせて頂きます。
お口のお掃除と歯磨き指導をさせて頂きます。
インプラント1次手術(骨にインプラントを埋め込みます)
骨の状態が良好な場合は、仮の歯まで作製します。
インプラント2次手術(インプラントと歯をつなげる為の軸を作ります)
かぶせ物の型取りをします。
かぶせ物の型と色合せをします。
完成
1次手術から完成まで、下顎の場合約3~4ヶ月また、上顎の場合約6~8ヶ月が必要です。
1日で歯ができます。 1次手術の時に歯を作ることが出来ます。
インプラントを行った日に骨の状態が良ければ、仮の歯まで完成します。
もちろん、その日から食事も採れます。
但し、骨の状態が良好な場合に限られます)
1984年よりインプラント治療を行ってまいりましたが、当時「インプラント治療」と言ってもほとんどの方は知りませんでした。そして、インプラントの種類や材質、形状なども様々で、骨と直接結合するタイプのインプラントはなく、主に骨の中で安定し動揺や炎症が起きることなく機能するタイプのインプラントが主流でした。
1984年から1989年までの5年間に、ブレードタイプ(板状のインプラント)、ピンタイプ(棒状のインプラント)、スクリュータイプ(ねじ状のインプラント)など、約120名(約210本)の方がインプラント治療を受けられました。
そして、1990年より骨とインプラントが直接結合する新しいタイプの純チタンから作られたスクリュータイプのブローネマルクインプラント(スウェーデン製)治療を始めることになりました。1990年から1998年までの約8年間に、116名(544本)の方が、ブローネマルクインプラント治療を受けられました。1990年に治療を受けられた方で17年ほど経過し、その臨床成績を見ますと、上の顎ですと約92%・下の顎ですと約95%が機能しています。
その後、骨とより強固に結合する表面加工処理の異なるアストラテックインプラント(スウェーデン製)・ITIインプラント(スイス製)を、1998年後半より導入致しました。2007年前半までに、260名(785本)の方が治療を受けられました。それまでの臨床成績を見ますと、上の顎で約98%・下の顎で約99%が機能しています。当医院での総数は、約496名(約1,540本)になります。それに加えて、他施設への出張手術が8年間で、約220名(約560本)位あり、臨床成績の結果もほぼ一致しています。
2007年前半までの総合計は、約716名(約2,100本)でした。1990年代頃までは、欠損歯(歯の無い所)が多く、1回に行うインプラント埋入数も多くなる傾向にありました。近年、インプラント治療を希望される方は増加傾向にありますが、一人の方での埋入数は減少しています。徐々にではありますが、ご自分の歯が多く残って来ている証です。
ご自分の歯と同様にインプラント(人工歯根)を、いつまでも長くお使い頂く為には、清潔で健康なお口を維持することが大切です。その為にも定期的なメンテナンスが、重要になります。
補綴物(かぶせ物)完成から5年以内に再治療が必要になった場合は、手術費及び補綴物(かぶせ物)に関して無料で行います。但し、不慮の事故、喫煙者(15本以上/日)、全身疾患(糖尿病・血液疾患・肝臓疾患・腎臓疾患・悪性腫瘍等)の罹患者、当医院の定める定期健診を受診されない方などは対象外となります。
「再生療法」は、これからの我々の健康と医療の概念を大きく変えようとしています。
インプラント治療を希望されても骨の状態が悪く(インプラントを埋める骨が少ない場合や骨が軟らかい場合など)治療ができないことがありましたが、再生医療(ティッシュエンジニアリング)の進歩で骨の造成がある程度可能になりつつあります。
山内歯科医院
予防歯科、インプラント、審美歯科、小児歯科、矯正歯科
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