山内歯科医院ブログ


田原市の歯科医院・インプラント治療・予防歯科

おとなには、おとなのむし歯予防

On: 5月 21st, 2010 at 17:15:10 | In: 医院からのお知らせ

「おとなのむし歯に注意」と題して、お昼のTV番組で取り上げられていました。

お子さんのむし歯予防については、10年ほど前より幼稚園、保育園、小学校などで昼食後の歯磨きやフッ素洗口、キシリトールガムの普及、歯科医院での予防メンテナンスなど、子どもの歯を守る為の積極的な取り組みが成果を出し、むし歯は減ってきています。

しかし、おとなへのむし歯予防対策も行われてはいましたが、いろいろな案、情報提供を行っても今までの生活習慣を変えることはなかなか難しいようです。それでも、あきらめる事無く、おとなのむし歯予防の取り組みを続けなくてはいけませんが。

TV番組での予防について簡単に紹介しますと、

①    フッ素入りの歯磨き剤で歯を磨いた後は、水で1回すすぐのみ。

②    歯を磨けない時は、キシリトールガムを咬む。

③    歯ブラシ以外の補助清掃道具(歯間ブラシ・デンタルフロス)などを使って、歯と歯の間の掃除をする。

④    間食の種類、取り方に注意する。

などでした。

他に、オゾンを利用したむし歯菌を殺菌するドイツ製機械も紹介されていました。

 

「むし歯の出来る場所を知ってください。」

①    歯と歯の間

汚れが溜まり易い。

②    かぶせ物のまわり

かぶせ物は、むし歯になることはありません。しかし、かぶせ物の境目が危険なのです。綺麗にしていないと、再びそこからむし歯になってしまいます。

③    歯の根もと 

年齢とともに歯ぐきがやせてきます。唾液が届かない。

④    かみ合わせの部分

溝の部分

⑤    すりへり

長く使っているとすり減ってきます。また、歯を力を入れブラシゴシゴシし過ぎ。

⑥     酸性の飲食物の過剰摂取

 

特に、今まで治療した歯が数か所ある方は、再びむし歯になり易いので気を付ける。つまり、治療したら安心、かぶせたら安心というわけではありません。これからは、ならないようにすることが重要です。

 

先月、友人の紹介でコペンハーゲンにありますインプラントセンターで研修を受けることが出来ました。この街は、港町らしく運河が街を分断し、いくつもの橋が小さな島々を結び、車や自転車そして、小さな船舶などの交通機関が混在しているエコロジーを強く訴えている街です。また、アンデルセン童話に出てくる人魚姫の像は、現在中国上海万博に貸し出されているそうです。ここコペンハーゲンから対岸の国、スウェーデンへは、いままで高速艇で1時間を要していましたが、数年前に橋が完成し、列車・車で約20分程で行くことが可能になりました。将来は、さらにドイツとも橋でつながれるようになるそうです。

DSC04308DSC04368

今回、研修をさせて頂きました医院は、他の医院からインプラント治療や外科的な処置の紹介を受けるという、典型的な海外の歯科医院形態です。

欧米の個人による歯科医院の開業形態は、日本の歯科医院の開業形態と少しばかり異なります。それぞれの専門分野に分かれて、開業している場合がほとんどです。たとえば、歯を抜く医院、歯の根っこを治療する医院、被せる医院、入れ歯を作る医院、歯ぐきの治療をする医院など紹介をもとに治療を進めていきます。日本の個人開業の歯科医院では、特別なことがない限りすべての治療を一医院で行う事がほとんどです。歴史的背景や国民性もあり、それぞれ一長一短あると思います。どのパターンがベストなのか判断し難いところです。数年前までは、インプラントを中心とした治療を行ってきましたが、やはり世界的な不況のためか最近インプラント治療をする方が少なくなってきているそうです。 

DSC04380DSC04362                                                   

これからといっても、2・3年はかかると思いますが、日本に輸入されるであろう人工骨材料と進化版インプラントの紹介を兼ねた講義もメーカーから受けることが出来ました。

糖尿病と歯周病

On: 4月 16th, 2010 at 15:02:29 | In: 医院からのお知らせ

糖尿病に限ったことではありませんが、特に関わりが深いと言われています、糖尿病とお口の健康についてお伝えしたいと思います。糖尿病の予備軍と呼ばれています方々も、ひょっとしたらお口の健康に少しだけ留意して頂くことで、重症にならずに済むかもしれません。

糖尿病の患者さんは歯周病にかかり易く、また歯周病の患者さんは糖尿病の合併症も引き起こしてしまいます。糖尿病の3大合併症として、網膜症・腎症・神経障害があります。さらに、心疾患・脳卒中・歯周病なども合併症としてあげられます。

糖尿病の方は、正常の方と比べて歯周病になる確率が約2.6倍高いと言われています。

喫煙が加わると、さらに歯周病が悪化します。

糖尿病と歯周病には、共通な要素が見つかります。

①    初期に顕著な自覚症状がない

②    生活習慣病

③    慢性疾患

④    罹患率が高い

⑤    病気の進み方が似ている

など、気が付かないうちに進行してしまっています。

気が付いた時には、重症であったりすることが多く見受けられます。

歯周病は、細菌による感染症です。その細菌はどの方の口の中にも存在します。歯周病は、生活習慣の乱れや加齢、免疫力の低下、糖尿病などの病気と様々な要因が加わって起きます。糖尿病が進むと、高血糖状態が続き、体の免疫機能が下がり、歯周病を起こす細菌が増殖してきます。歯周病がさらに重症化してきますと、炎症性細胞から「TNF-α」と呼ばれるたんぱく質が大量に放出されます。この「TNF-α」がインスリンの働きを悪くして、血糖コントロールも悪くさせると考えられています。歯科と医科の連携による取り組みが、やっと最近になって始まろうとしています。

今まで、むし歯や歯周病は、お口だけの病気と思われてきました。むし歯や歯周病を直すことは、(ならない状態が重要)からだの抵抗力が増し病気になり難いからだをつくります。そして、病気の回復力を増進させることなど、注目して頂きたいのです。

お口の健康を保つことが、からだ全体の健康を守ります。

からだの健康は、お口の健康から始まるのではないでしょうか?

お口の健康、きっと気持ちいいと思います。

インプラント勉強会 20年目を迎えました。

On: 3月 26th, 2010 at 14:48:38 | In: 医院からのお知らせ

光陰矢の如し、本当に月日の経つのは速いですね。

3月15日(月)、口腔外科医Lars Kristerson先生をスウェーデンからお招きし、インプラント外科手術に関しての勉強会を行いました。年2回、恒例になりますこの勉強会も、1990年から始まりまして、今年で20年目になります。最初の10年位は、インプラント技術を習得する為に年に1~2度スウェーデンに出向き、時差と闘いながらインプラントの基本から叩き込まれた事を思い出します。スウェーデンでのトレーニングに加え、春と秋の年2回行われる日本のマンツーマンフォローアップトレーニングが行われます。

当時、スウェーデンから世界中に、インプラントシステムの安全性、施術、手術環境、コンセプトを本格的に樹立したシステムが発表され、1986年日本に導入されたことは衝撃的でした。しかし、このシステムを行うには、4日間のトレーニングプログラムを受講しなければ購入できない事と初回のインプラント手術は必ずスウェーデン口腔外科医の指導のもとで行われていました。本当にあっという間の20年でした。DSC04119

21日(日)東京で、Lars Kristerson先生の日本での功績を称え、来日20周年記念と誕生日会が開催され、お祝いに行ってきました。

現在も引き続き、日本でLars Kristerson先生によりスウェーデンのインプラント教育理念が貫かれています。このような先生に出会えたことは、幸運です。DSC04134DSC04158

「猫舌は生まれつき?」

On: 3月 12th, 2010 at 13:25:04 | In: 医院からのお知らせ

「猫舌」は乳幼児期の学習で獲得される。

咬んで食べるという行為は、子供の成長と共に自然に身に付くものではないそうです。適正な離乳により、体験学習に基づき初めて獲得できる発達能力のようです。

今の子供たちは、あまり咬まないとよく言われています。それは、1~2歳の離乳の時期に原因があります。母乳を飲む時は、舌を上顎に押し上げて陰圧を作り母乳を飲んでいます。歯が生え始め、離乳食を取るようになると舌が上下、左右に動き、周囲の筋肉などが発達するようになり、筋肉や顎、骨などが成長し、離乳の準備をし、最初の離乳食は、軟らかくドロドロしています。これも、先ほど言いましたように、陰圧を利用して飲み込んでいきます。前歯が生えてくると、何でも口に入れてかじります。これは、感覚のトレーニングをしているそうです。次の過程として、やや硬い固形物などは、上顎に押しつけながら大きさや硬さなどを覚えながらすりつぶしたりします。この時期になっても、軟らか過ぎたり、小さく刻み過ぎたりすると、周囲の筋肉や顎の骨などが適正に発達しなくなったりする場合があり、硬い物や柔らかい物など、バランス良く咬む習慣を身につける事が、身体の発達に良い影響を与えると言われています。

「猫舌」も、可愛さのあまりフーフーし過ぎて、熱い物に接触し上手に食べられる学習をしないまま成長してしまった結果だそうです。「猫舌」は乳幼児期の学習で獲得されることになります。

乳幼児期に、歯の発達に合わせてしっかりと食べる事、咬むことを学習させ、食べるために必要な筋肉を発達させることが大切です。

 しっかり咬んで、しっかり食べた後は、歯もしっかり綺麗にしてくださいね!

「免疫力アップで、インフルエンザ対策」

On: 1月 15th, 2010 at 17:46:51 | In: 医院からのお知らせ

お正月気分も抜けきり、2週間程が過ぎました。天候不順な日々が続きます。

体調を崩し易く、うっかり風邪などひかないように「免疫力アップ」しましょう。

いよいよ本格的に寒くなってきました。くしゃみや鼻水の経験はもちろんあると思います。それは、体内に入ったウィルスを外に出そうとしている証拠です。喉の赤みや腫れは、免疫細胞がウィルスと闘っているからこそ現れる症状なのです。病気になり易い人やなり難い人また、病気になった時に早く治る人、時間のかかる人様々です。

免疫力、つまり病気になった時、自分の体が自ら病気を治そうという力に大きく関わってきます。 

病気(インフルエンザ)にかかり難い 、早く治る   = 免疫力が高い

病気(インフルエンザ)にかかり易い 、時間がかかる = 免疫力が低い 

と言えます。

免疫力をアップさせるには、規則正しい生活や充分な栄養、休養そしてストレスを溜めないことが重要です。(難しい)

簡単な免疫力アップの提案

①    軽い体操をする

同じ姿勢を長時間続けていると、血のめぐりが悪くなり、慢性化して冷えにつながります。血行を良くすると、副交感神経が活性化して免疫力がアップします。

心地よいと思われる程度の軽い運動やストレッチをしましょう。

②    食事に生姜を取り入れよう

生姜歯、冷えの万能薬と言われています。血行促進、毒だしの効果のある食材です。

豚肉の生姜焼き、サンマの生姜煮など毎日のメニューに是非取り入れましょう。

市販されているチューブ入りの生姜をおみそ汁や紅茶に入れて飲むのもお薦めです。

③    足全体を暖めましょう。

足先だけでなく、ふくらはぎ、ひざ裏などのケアも忘れずに。特にふくらはぎは、血液を心臓に送り込む働きをしています。厚手の靴下を履いたり、お風呂上りに足全体をマッサージすることを心がけましょう。お風呂から出た後、ひざ下に冷水(19度)を30秒かけると体温の放射防止になるそうです。

寒さは、免疫力を低下させる原因の一になります。

喫煙は、免疫力を低下させ歯周病を悪化させます。

細菌やウィルスに負けない免疫力(体力)をつけることが、病気(インフルエンザ)予防の第一歩です。

歯も同じです。むし歯菌や歯周病菌を減らすことと、規則正しい食生活、免疫力アップが、お口の予防対策の第一歩と言えます。