山内歯科医院ブログ


田原市の歯科医院・インプラント治療・予防歯科

あなたの歯守ります!

On: 7月 27th, 2012 at 18:04:54 | In: 医院からのお知らせ

今月の院内勉強会は、「再石灰化によるむし歯予防」についてでした。

医院のコンセプトでもあります、削ることはなるべくしない。(したくない)

「削る治療は、もう止めにしましょう」ということです。

そのためには、むし歯を作らないようにするしかありません!

むし歯を作らないためには、いくつもの方法があります。

その一つに、歯磨きがあります。

そんなの分っていますよ? その歯磨きをした後の話です。

私たちの歯は、カルシウムやリンなどのミネラルからできています。

飲食をすると、お口の中が酸性になり、少しずつこのミネラルが歯から溶け出していきます。この状態が、そのまま長く続くとむし歯になってしまいます。

しかし、飲食をしたからといって、すぐにむし歯になるということではありません。

唾液が、むし歯になり易い環境(酸性)から、少しずつ中和して行ってくれるのです。

お口の中で、むし歯になりそうな状態を、唾液が再びもとの状態に戻そうとして働いています。唾液の働きは偉大です。

 

今回、紹介するものは、(商品の宣伝のようになってしまいますが)唾液と共に、もっと積極的に、むし歯予防を手助けしようとするものです。

通常の歯磨き後に、クリーム状のペーストを歯にぬり込む、むし歯予防法です。

シャンプーで髪を洗った後のリンスのようなものです?

 

このペーストは、牛乳の成分からできています。牛乳といえば、骨を強くする、体をつくる、というイメージがあります。

牛乳には、カルシュウム、リンが多く含まれていることはご存じのことと思います

先ほどの、飲食をすると、お口の中が酸性になり、少しずつこのミネラルが歯から溶け出していってしまうお話をしました。

そこで、このペーストの牛乳成分を利用して、歯のむし歯予防をしようというものです。

牛乳アレルギーのある方はちょっと注意が必要です。

 

特に、こんな方に使って頂きたいと思います。

しみると感じている方(くいしばり、歯軋り、ホワイトニング中など)

矯正治療をされている方

乳歯と永久歯が生え変わりのお子さん

口が渇く方(唾液の出難い方)

 

小さなむし歯も、治療を必要としません。治ってしまうこともあります。

 

もうそろそろ、削ることはやめ、むし歯の無い健康な歯で過ごしましょう!

 

インプラント治療、ご一緒に考えましょう

On: 6月 8th, 2012 at 17:05:23 | In: 医院からのお知らせ

今年もスウェーデンからクリスターソン先生とイサクソン先生のお二人に国内外のインプラント情勢や数十年にわたる長期経過症例などの講義をして頂きました。

クリスターソン先生には、1990年からお付き合いをさせて頂き、はやいもので22年が経ちました。当時、世界的に評価された、基礎研究、臨床実績、システムの規格化、機材の販売条件、外科手術研修などがしっかりされていたスウェーデン製のブローネマルクインプラントが、最も信頼性の高い国際基準インプラント治療として始まったばかりでした。

最先端の技術が直接研修できることに、毎年のスウェーデンでのプログラムが非常に楽しみで、新鮮でした。マルメ公立病院、ハムスタッド公立病院、時にはプライベートオフィスで、インプラント研修を受けることができました。たいへん有意義で豊富な体験ができたこと、幸運にもインプラント治療を含めた医科分野との総合的利用法などの機会を得られことにも感謝しています。

 

スウェーデン国内で、インプラント治療が行われて、4~50年が過ぎようとしています。その間、多くのデータ蓄積から、検討しなければならない問題点もあるようです。

 

最近、TVや雑誌などでインプラント治療について取りあげられています。

日本、スウェーデンに限ったことではありません。

外科的な処置を行う以上、残念ながら100%成功するとは限りません。

 

最善を尽くしますが、治療を行う側の問題と治療を受ける側の体質、習慣などの問題、様々なことが単独で起きる場合と重なり合い相乗して起きてしまう場合とあります。

 

日本の23年度歯科実態調査から、インプラント治療を受けられた方の割合を年代別にみてみますと、45歳から54歳の方が2,1%、55歳から64歳の方が4,3%、65歳から74歳の方が4,4%、85歳以上の方が2,8%となり、今後も増加傾向にあります。

 

インプラント治療者の高齢化が進むと考えられます。

インプラントを含めたお口の環境管理が、必要不可欠になります。

 

インプラント治療をこれから受けようと考えておられる方は、メリット・デメリットはもちろんですが、十数年先まで考える必要がありそうです。

また、インプラント治療をすでに受けられた方は、歯周病細菌に弱いので、お口の中を常に清潔に保たなければなりません。

強いかみしめやくいしばりそして、歯ぎしりのある方も要注意です。

 

インプラントを長く使って頂くために定期的なメンテナンス(歯のお掃除)が重要です。実は、歯のお掃除は、インプラントが長持ちするだけでなく、残っている自分の歯も長持ちします。さらに、お口の健康は、からだの健康も守るのです。

 

日本では、今でも多くの方は、「歯科医院は、歯が痛くなってから行くところ」と思っておられます。

 

むし歯や歯周病の治療をしないためにも、

また、インプラント治療にならないように、

定期的に歯の掃除をするだけで、健康を守ることができます。

 

みなさんで、健康になりましょう!

On: 1月 20th, 2012 at 17:31:29 | In: 医院からのお知らせ

痛くなったら、歯医者に行けばいいや!

今までお口の中に何か問題が発生したときだけ、歯科医院を受診していませんでしたか?

私たちも、その問題を解決することだけに専念してきました。

悪いところを早く見つけ、早く治療をする。

早期発見・早期治療にも、こころがけてきました。

 

しかし、病気を早く見つけ、治療したからといって、完全に健康な状態にもどるわけではありません。

そして、これまで経験されたように、治療には多くの時間と費用と苦痛を伴います。

鏡で、ご自分のお口の中を見てください。

もうすでに、詰め物があったり、かぶせ物があったり、何本かの歯を失っていたり、

入れ歯になっていたり・・・。

いかがでしょう?

 

どんなに頑張って治療しても、限界があります。

早期発見・早期治療も大切ですが、

くりかえし、くりかえし治療をおこなうと、歯の寿命は短くなってしまいます。

それなら、削って、つめる治療を止めてしまったらどうでしょう?

 

ご存知のように、歯の寿命は、長くなります。

一生涯、自分の歯で咬むことができるようになります。

 

これまでの、削って、つめる・かぶせる・抜くことをできる限り控え、

むし歯や歯周病の治療をすることよりも、

「予防」に重点をおくことで、

いつまでも健康で綺麗な歯を長く保ち持ち続けることができます。

インプラントと歯牙移植

On: 12月 1st, 2011 at 19:17:24 | In: 医院からのお知らせ

先月、クリスターソン先生とイサクソン先生がお見えになりました。

今回は、骨が不足している場合に使用する人工骨と自家歯牙移植の講義でした。紹介された人工骨の素材は、スウェーデンの小さな会社が開発販売しているチタンの顆粒で、まだあまり知られていません。骨造成のための人工材料には、化学的に作られたものや動物由来、植物由来のものがいままで多く使用されてきました。

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今回紹介されたチタンビーンズ(チタンの顆粒)は、インプラントの材料と同じチタンから作られていますので、からだへの馴染みが非常に良いことが理解できます。しかし、レントゲン写真を撮影したとき、この材料を知らないと少しびっくりした、見慣れない画像になってしまうのです。骨の容積を保ちながら、再生能力も良く、スウェーデンではもうすでに数年前より使用されているそうです。

次に、歯牙移植についての講義をして頂きました。P1000226P1000233

30年前に、自転車で転んで前歯をほとんど無くしてしまった子供に、残っている歯の位置を変えて移植した症例や自家移植した歯が、どの年齢であったか、どのような処置であったのか、どのような過程をたどり、今日に至ってきているか、古い古いスライドも交えて見せて頂きました。

少し驚いたことは、インプラント治療にしばしば持ちいられている、上顎洞粘膜挙上術(粘膜を持ち上げる術法)が、30年前の歯牙移植時に似たような術式が行われていたことです。

本当にありがとうございました。

来年の春も様々な新情報、楽しみにしています。

インプラント治療に骨再生医療を応用!

On: 10月 23rd, 2011 at 11:39:53 | In: 医院からのお知らせ

先日、東京大学医科学研究所で、日本発の骨再建・皮膚の若返りに再生細胞を利用した臨床的に実用化された、最先端の治療法についての講義を受けてきました。

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再生医療に関連しての、万能細胞、幹細胞、ES細胞、iPS細胞などの言葉を新聞や雑誌、TVなどでも近年よく耳にするようになりました。

トカゲ・イモリ・プラナリアなどの生物のしっぽ、手、足が再生してくることを小学校や中学校時代の理科や生物の授業を思い出します。

これと同じように、人でもいろいろなことが原因で失ってしまった組織・臓器をもう一度作り出せないかという発想から、再生を意図的に治療に応用させようとして生まれたのが再生医療です。

再生療法には、皮膚・骨・粘膜・血管・尿管などの組織の再生と肝臓・膵臓・心臓・腎臓などの臓器の再生があります。幹細胞には、胚性幹細胞(ES細胞、iPS細胞)と体性幹細胞(MSC)があり、幹細胞が再生成長して行くと骨、軟骨、脂肪、筋肉、血管、神経などを作っていきます。

私たち、歯科関連分野への応用は、やせてしまった顎の骨の再生とお口の周りの皮膚の再生と若返りです。

歯を失ってしまうと、顎の骨が薄くなってしまいます。

骨折し易くなったり、入れ歯が合わなくなってしまったり、インプラント治療が困難であったり、また歯周病が再発してしまったりと良いことはありません。

そこで、こういった場合、状態を改善するには、骨を厚くする必要があります。

その方法として、今まで腰や顎の骨の一部を移植するか、人工骨を使って骨を再生するかの方法が主流でした。

移植する骨の量によっては、入院が必要な場合もあり、身体への負担、時間的な負担など大きな問題もありました。

これに変わり、自分の細胞を培養した方法は、からだへの負担も少なくてすみます。再生される細胞は、これからどんどん成長していく若い細胞です。

今後、再生医療には単に失われた組織・臓器の再現のみに留まることなく、アンチエイジング、つまり若返りへの応用など、範囲も広がり、そして効果も期待されることと思います。