山内歯科医院ブログ


田原市の歯科医院・インプラント治療・予防歯科

10月 23rd, 2011 at 11:39:53

インプラント治療に骨再生医療を応用!

先日、東京大学医科学研究所で、日本発の骨再建・皮膚の若返りに再生細胞を利用した臨床的に実用化された、最先端の治療法についての講義を受けてきました。

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再生医療に関連しての、万能細胞、幹細胞、ES細胞、iPS細胞などの言葉を新聞や雑誌、TVなどでも近年よく耳にするようになりました。

トカゲ・イモリ・プラナリアなどの生物のしっぽ、手、足が再生してくることを小学校や中学校時代の理科や生物の授業を思い出します。

これと同じように、人でもいろいろなことが原因で失ってしまった組織・臓器をもう一度作り出せないかという発想から、再生を意図的に治療に応用させようとして生まれたのが再生医療です。

再生療法には、皮膚・骨・粘膜・血管・尿管などの組織の再生と肝臓・膵臓・心臓・腎臓などの臓器の再生があります。幹細胞には、胚性幹細胞(ES細胞、iPS細胞)と体性幹細胞(MSC)があり、幹細胞が再生成長して行くと骨、軟骨、脂肪、筋肉、血管、神経などを作っていきます。

私たち、歯科関連分野への応用は、やせてしまった顎の骨の再生とお口の周りの皮膚の再生と若返りです。

歯を失ってしまうと、顎の骨が薄くなってしまいます。

骨折し易くなったり、入れ歯が合わなくなってしまったり、インプラント治療が困難であったり、また歯周病が再発してしまったりと良いことはありません。

そこで、こういった場合、状態を改善するには、骨を厚くする必要があります。

その方法として、今まで腰や顎の骨の一部を移植するか、人工骨を使って骨を再生するかの方法が主流でした。

移植する骨の量によっては、入院が必要な場合もあり、身体への負担、時間的な負担など大きな問題もありました。

これに変わり、自分の細胞を培養した方法は、からだへの負担も少なくてすみます。再生される細胞は、これからどんどん成長していく若い細胞です。

今後、再生医療には単に失われた組織・臓器の再現のみに留まることなく、アンチエイジング、つまり若返りへの応用など、範囲も広がり、そして効果も期待されることと思います。