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「虫歯や歯周病を無くすこと」それが仕事です。& インプラント研修
虫歯や歯周病に、かからない方が良いに決まっています。「予防」することが非常に大切であること、また「予防」が可能であることをお伝えしたいと思います。 スウェーデンで、1970年代から「予防」という概念が急速に普及しました。ペール・アクセルソン教授は、スウェーデンのカールスタッド市において30年間に渡る長期的臨床研究で、患者さん一人一人のむし歯や歯周病のリスクに応じた正しい口腔ケアを継続することによって、97.7%の歯を残すことが可能であることを発表しました。 「皆さんにとって、この数値は非常に喜ばしいことです。」 しかし、このことは歯科関係者に大きなショックを与えました。いままで80歳位までに、ほぼ半数以上の歯が失われてきたからです。日本では、8020運動(80歳で20本歯を残そう運動)がありますが、それが達成できたとしても71%です。97.7%という数値は驚異的です。つまり、ほとんどの方が適正な、お口の管理をすることで、むし歯や歯周病になることなく一生健康な歯で過ごせることを意味しています。 そして、スウェーデンでは、強制的に19歳まで歯科医院への受診を推奨しているそうです。何故19歳か?最初の歯がはえる0.6歳位から、ほぼ全ての歯がはえ揃う19歳頃までに、予防の管理を強制的に、徹底的に行うことで、今後の虫歯や歯周病の発生する確率に大きな影響を与えるからです。 「歯がはえて、1年以内にむし歯を作らないようにすることが、非常に大切です。」 予防のための通院率を日本と比べても驚きます。 0~19歳代の予防通院率は、約100%。20~59歳代の予防通院率は、約90%。60歳代の予防通院率は、約80%。お口の健康への関心の高さが伺えます。 スウェーデンを含め北欧諸国などでは、歯科医院の通院回数が、むし歯や歯周病のリスクの低い方は年1~2回、リスクの高い方は年3~4回の予防のためのメンテナンスに歯科医院を受診します。また、アメリカでも年2回まで加入保険で予防処置ができるようになっているそうです。 シルバーウイークを利用して、ここ数年間お世話になっていますイタリアの歯周外科、インプラント、美容外科を専門とする先生のプライベートプログラム研修に行ってきました。診療所は、今年の春に旧市街から移転し、新築オープンしたばかりです。昨年の秋には、工事中にもかかわらずヘルメットを被り見学させて頂いたことを思い出しました。診療は、歯科部門と整形部門が半々の面積を占め、中庭のある5階建ての建物です。歯科棟の地下には50名程が聴講できる講義室と10名程の小会議室が2部屋・休憩室・スタッフ用のジム・機械室などがあります。そして、1階には、受付・待合室・事務室・消毒室・レントゲン室・手術室・10室程の個室診療室、2階には、矯正診療室・予防診療室、3~4階は世界的な不況のためか工事は一時中止になっていました。景気が回復すれば、さらに15室程増室されるそうです。5階は、歯科技工関係のフロアになり、講義室や実技用の研修室・休息室などが完備されています。今回の研修は、長期経過した症例の経年的な報告と前回骨整形された症例の経過観察、顎骨が変形していて咬み合わせが矯正治療の範囲を超えるような困難な症例で外科処置が必要であったケース3例、上下左右の両側の同時骨移植とインプラント埋入手術1例でした。