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インプラント研修
インプラント研修 10月13日・14日の2日間イタリアにインプラント研修に行って参りました。場所は、イタリア半島のアドリア海に面した中堅都市で、ローマの反対側に位置します。日本からは、夕刻ローマ着になり翌早朝の便出発で、現地に午前9時頃着きます。やや乗り継ぎに時間を要し2日間ほど移動に費やしてしまいます。 今回の参加者は、新たに広島県、愛知県、岐阜県の大学病院の口腔外科(インプラント科)の3名の先生方が加わり、計6名の受講となりました。 1日目は、インプラントの種類別の特徴及び骨・歯肉などの経年的変化、歯周病患者さんへの対応、そしてこの先生が編み出した手法(骨造成法)についての骨変化と症例報告でした。ライブオペは、破折したインプラントを取り除いた後、その位置に即時埋入を行うものでした(Extraction of fractured fixture with post-extractive insertion)。 2日目の一症例目は、極端に骨の吸収した上顎の骨造成とインプラント同時埋入です(Sinus lift in an atrophic maxilla with implant insertion)。下顎から移植骨を採取し、骨の吸収した箇所と上顎洞(サイナスリフト)への骨補填を行いインプラント埋入後、人工膜(メンブレン)を固定し、骨の増量と再生を待つ手法です。二症例目は、下顎に歯が一本も無い(無歯顎)状態で、4本のインプラントを骨に埋め込み、その日から咬めるように歯を作ります。最小のインプラント数で、埋入手術と同時に人工の歯を装着し、咬めるようにする(咬合を得る)方法です(All-on-four in the mandible)。治療期間の短縮と比較的安価に出来ます。ほぼ99%の成功率ですが、100%の成功はありません。安全・安心の為に、1本追加埋入を行った方が良いと仰っていました。もちろんこのAll-on-four法に限らず骨の条件が良好であれば、何処の場所でも何本でもインプラント埋入時に歯の装着が可能です。 本当に、いつも素晴らしい講義内容とインプラント埋入手術の見学ありがとうございます。今回が、おそらく今の診療所の訪問最後になります。インプラントの需要・予防処置への診療システムの対応・ビルの老朽化などの問題で、新診療所の建設が必要である事を、昨年伺いました。新診療所は、内装工事中ではありましたが見学させて頂きました。12月頃移転の予定だそうです。地下1階がスタッフルーム・院長室・講義室・ジム・機械室、1階が待合室・診療室・レントゲン室・手術室・消毒室、2階が診療室・消毒室、3階が研修室・カウンセリングルームなどで、診療椅子が30台、ドクター10名、スタッフ30名の体制で、現在の診療室の約5倍の広さがあります。イタリア国内でも、これだけの設備と規模を誇る個人の診療所は珍しいそうです。